グラミー賞でのパフォーマンスや新曲のリリースなど、勢いに乗るデュア・リパが、YSLビューティーのグローバルメイクアップアンバサダーに就任しました。就任を記念して行われたキャンペーンでは、彼女のエッジの効いたファッションセンスが再び注目を集めています。

今回のキャンペーンで話題となっているのは、リパが大胆にも披露したランジェリーを用いたコーディネートです。シースルーのブラウスとハイウエストのショーツというランジェリースタイルに、光沢感のあるタイツとパンプスを合わせ、センシュアルでありながらも洗練された印象を与えています。

近年、リパはたびたびボトムスを着用しないコーディネートを披露しており、今回のキャンペーンはそうした流れの一部と見ることもできます。以前はタイトな白のショーツが定番でしたが、今回はブラックのショーツとベルトを組み合わせ、よりシックで大人びた雰囲気を演出しています。

リパのランジェリースタイルが支持を集める理由の一つは、単に露出度が高いだけでなく、ファッションとしての完成度が高い点にあります。YSLのシグネチャーであるプリーツップや、メイクアップとのトータルコーディネートなど、トレンディかつアーティスティックな要素が散りばめられています。

また、リパが纏うランジェリースタイルは、単なるファッションショーではなく、女性の自信と個性を表現する手段としての可能性を示唆しています。ジェンダー規範にとらわれず、ランジェリーをファッションの一部として取り入れることで、新たな自己表現の道を拓いているのです。

今回のキャンペーンは、リパのアーティスティックな感性とファッションへの造詣の深さを証明するものでもあります。ランジェリーというアイテムの可能性を引き出し、従来のファッションの枠組みを打ち破ることで、業界に新たな刺激を与えていると言えるでしょう。